日本が高齢化世界一 

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記事1(読売新聞2011.6.11): 総務省が2011年6月29日に発表した2010年国勢調査速報によると日本は高齢者人口(65歳以上)の比率が23.1%で2年連続世界一となり、総人口1億2805万人ちゅう2929万人となった。 2位のドイツとイタリアがともに20.4%。

(管理者コメント)日本には約3000万人近くの高齢者がおり、手術が必要な白内障となると、一説には50歳代の10%、60歳代の30%、70歳代の50%、80歳代の70%といわれています。白内障の患者数は膨大な数になるので、全国多数の診療機関で患者の負担が少なく且つ安全で良質な治療がおこなわれる必要がある。幸いなことに、日本はこの分野で先進国のようで症例数が非常に多く、標準の単焦点眼内レンズを使用した手術は、十分に安全で実績のある手術となっている。三井記念病院の年6000件や横浜市の深作眼科の4000件など世界をリードするレベルに質・量ともにあると主張されている。また各地域の眼科医院においても、日帰り手術が実績をあげてきており安全で低価格(100%保険診療)で、総じて費用や時間の面での患者や家族の負担の少ない形が定着している。


記事2 (週刊現代2011.8.13号): 赤星隆幸(あかぼし たかゆき)1957年生まれ自治医科大卒、三井記念病院眼科部長は独自に考案した卓抜な技術により白内障手術を超音波極小切開手術で年間8000件行いその手術数は日本一である。赤星医師が考案したプレチョップ法は特注のダイヤモンドメスを使用して2mm程度の小さな傷口で短時間(通常3~4分)の手術を行い、術後すぐに視力が回復する。


(管理者コメント) 三井記念病院での年間実績が約6000件なので、約2000件は出張により手術であると思われる。年間100万件(北里大学HP)といわれる日本における手術数なので患者全員が特定の医師グループだけに頼れないので、赤星医師は特許などは取らずに手術法の公開や訓練を行っているようである。 顕微鏡による微細な手術なので手術法や特殊メス、超音波機器などの道具が大事だが、医師自身の熟練度、器用さ、準備の良さ、頭の良さが大いに大事だと思う。